Auto PreChecker®
Auto PreChecker ®のご紹介
1.Auto PreChecker ®ついて
Auto PreChecker ®は従来の始業前点検をより正確に素早く行える870シ リーズからの新機能です。従来の始業前点検ではシングルヘッドでは24箇所、ツーヘッ ド48箇所を手動で点検する必要があり、実際の業務時間において点検作業が占める割合 が少なからずありました。Auto PreChecker ®を使えば従来の約1/5の時間で終わ ります。始業前点検はまずAuto PreChecker ®にてセンサーヘッドが正常(工場出 荷状態)で動いている事を確認します。その後、機械本体が異物発見時にモーター制御 が正しく行われる、また感度が正しく設定されているかを確認するため、テストピース を任意の場所で一度流して下さい。これを朝(始業前)、昼、夕(終業前)の1日三回 必ず行って下さい。
2.Auto PreChecker ®を使った始業前点検方法
Ⅰ.検針機本体の電源をいれます(プリンターをご購入頂いた場合はプリンターも)。
Ⅱ.ベルト面にご使用の検針機の検出高に合わせたPreCheck Bar(特殊テストバー)を置きます。
(写真1)
(写真1)のようにカバー部分に合わせるよう置いて下さい
← PreCheck Bar
Ⅲ.画面(1)のようなメイン画面状態にある事を確認し、操作パネルの←ボタンを押しAuto PreChecker ®を起動させます。
操作パネル
Ⅳ.機械が自動的に5回PreCheck Barを往復させます。
(*検査中は出来るだけ機械に振動を与えないで下さい。)
Ⅴ.検査が終了すると結果が画面(2,3)のように表示されます。操作パネルのボタンを押すとメイン画面に戻ります。
a.画面(2)のように全てのセンサーが「OK」と認識されると「正常」となります。
(*オプションのプリンターをご購入頂いた場合は印刷結果(1)の様な始業点検前報告書もプリントされます。)
b.画面(3)のように一つでも「FE」が表示され、「異常」と判定された場合は、もう一度PreCheck Barを置き直しAuto PreChecker ®による検査を再度試みて下さい。
外部ノイズや震度によって「FE」が表示される場合があります。その後も続けてエラーが出るようでればご購入頂きました代理店様にご連絡し、機械の使用を取りやめて下さい。
(*オプションのプリンターをご購入頂いた場合は印刷結果(2)の様な始業点検前報告もプリントされます。)
Ⅵ.本体が正常である事を確認したら、MENUボタンをおし『感度設定』よりご使用になりたい感度を設定して下さい。画面(4,5)
画面(4)
感度設定を選んで下さい。
画面(5)
上下ボタンでご使用になりたい感度を選んで下さい。
Ⅶ.感度に合わせたテストピース<写真(2)>を用意し、任意の場所1箇所でテストピースを流して下さい。<写真(3)>機械が正常であれば画面(6)のように”DETECT”となり、テストピースが戻ってきます。
必ず感度相当のテストピースを使用して下さい。
(この場合感度10.0なので1.0mmを使用)
写真(3)
Ⅷ.またツーヘッドタイプの機械は「RHモード」を使用し、フロントヘッドを無効にした状態でもテストピースを流して下さい。(画面7,8)
画面(7)
メニューから「RHテスト」を選んで下さい。
メイン画面が画面(8)のようである事を確認して下さい。
検査終了後はもう一度メニュー画面より「RHテスト」を選び通常モードに戻して下さい。
画面(8)
3.専用サーマルプリンターについて
専用サーマルプリンターをご購入頂くと、「検針履歴」及び「始業前点検報告書」 をプリントし、日々の運用記録を残す事が可能です。
接続方法
1.『プリンターI/FBOX』に『RS232Cケーブル』の9pin側を取り付けます。
プリンターI/F BOX, 三芯ケーブル
RS232Cケーブル
2.本体前側金属カバーを外し、下写真のように取り付けます。
3.液晶パネルを外しデジタルメイン基板のCN2に刺さっているコネクタを外します。コネクタの空いている4~6pinにプリンターI/Fボックスについている3芯ケーブルを、4番・・黒 5番・・白 6番・・赤 となるように差します。
※色の順番を間違えないように、注意して下さい。順番を間違えるとプリンターは動作しません。
4.コネクタを差した後、RS232CケーブルをプリンターI/Fボックスとプリンター本体に接続して下さい。
4.最後に
このようにAuto PreChecker ®を使用する事で検針機を今まで以上に効率的、効果的に運用する事が可能となりますが、必ずマニュアルを読んで頂き正しく運用して下さい。